ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロ円、売り再開

 10日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は売り再開。4時時点では143.50円と2時時点(143.94円)と比べて44銭程度のユーロ安水準だった。米シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻により、ほかの金融機関の財務状況に対する警戒感が高まり、ダウ平均は一時470ドル超安まで下げ幅を拡大。リスクオフの円買い・ユーロ売りが強まり、一時143.44円と本日安値を付けた。

 ドル円は戻りが鈍い。4時時点では134.83円と2時時点(135.05円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。米中長期金利が再び低下したうえ、米株安に伴う売りも重なって134.60円台まで押し戻された。

 ユーロドルは4時時点では1.0643ドルと2時時点(1.0658ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。全般リスクオフムードが広がるなか、上値の重い動きが続いている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:134.12円 - 136.99円
ユーロドル:1.0574ドル - 1.0701ドル
ユーロ円:143.44円 - 145.10円

(越後)
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