ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロ円、上値が重い

 2日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は上値が重い。2時時点では140.23円と24時時点(140.33円)と比べて10銭程度のユーロ安水準。欧米金利が低下していることで、ユーロ円は上値が重く、日通し安値の140.09円に近い水準での取引が続いている。なお、他のクロス円も軟調な動きで、豪ドル円は90.91円、NZドル円は83.26円まで下値を広げている。
 
 ドル円はもみ合い。2時時点では128.45円と24時時点(128.68円)と比べて23銭程度のドル安水準。ユーロドルが1.08ドル台に下落すると、0時過ぎには円に対してもドルは買い戻され128.92円前後まで強含んだ。3.33%まで低下していた米10年債利回りが3.39%台まで上昇したこともドル円を支えた。その後は、一時128.26円前後まで下押しする場面もあったが、一方的に対円だけでドル売りを仕掛けるのも難しく、下値も限られ128円半ばでもみ合い。

 ユーロドルは上値が抑えられる。2時時点では1.0917ドルと24時時点(1.0905ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。欧州中央銀行(ECB)の利上げ打ち止め期待で0時過ぎには一時1.0886ドルまで下値を広げた。一時1.0949ドル前後まで買い戻される場面もあったが、上値は抑えられている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:128.09円 - 129.12円
ユーロドル:1.0886ドル - 1.1033ドル
ユーロ円:140.09円 - 141.93円


(松井)
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