ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロ円、買い戻し

 15日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は買い戻し。4時時点では141.29円と2時時点(139.90円)と比べて1円39銭程度のユーロ高水準。一部報道で「スイス当局がクレディ・スイスの安定化へ選択肢を討議する」と報じられると、ユーロ円は報道前の水準140.40円近辺から141.57円前後まで約1円超上昇し、買い戻しが入った。

 ドル円は反発。4時時点では133.47円と2時時点(132.71円)と比べて76銭程度のドル高水準。欧州勢が引けた後は、米金利の低下幅がやや縮小したこともありドル円も下げ渋っていたが、スイス当局の報道が流れるとクロス円の買いに連れて133.70円台まで反発した。
 なお、報道後に米債は売られ、米株は下げ幅を縮小するなど、リスク回避の動きに若干の巻き戻しが入っている。

 ユーロドルも買い戻し。4時時点では1.0586ドルと2時時点(1.0542ドル)と比べて0.0044ドル程度のユーロ高水準だった。スイス当局の報道が流れると、ユーロドルも1.0590ドル近辺まで買い戻しが入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.22円 - 135.11円
ユーロドル:1.0516ドル - 1.0760ドル
ユーロ円:139.48円 - 144.96円

(松井)
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