ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロ円、底堅い

 5日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は底堅い動き。24時時点では148.43円と22時時点(148.14円)と比べて29銭程度のユーロ高水準だった。ダウ平均が一時480ドル超上昇すると投資家の過度なリスク回避姿勢が和らぎ全般円売りが優勢となった。24時前には一時148.51円と日通し高値を更新した。
 ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時170.20円、豪ドル円は91.00円、NZドル円は84.91円、カナダドル円は100.42円、メキシコペソ円は7.58円まで値を上げた。

 ドル円は伸び悩み。24時時点では134.85円と22時時点(134.95円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。4月米雇用統計の上振れをきっかけにドル買いが先行すると、一時135.12円と日通し高値を付けたものの、135円台では戻りを売りたい向きも多く、徐々に上値が重くなった。市場では「3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に付けた高値135.70円がレジスタンスとして意識される」との声が聞かれた。

 ユーロドルは下値が堅い。24時時点では1.1007ドルと22時時点(1.0977ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ高水準。予想を上回る米雇用統計を手掛かりにユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0967ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと買い戻しが進んだ。ユーロ円の上昇につれた買いが入ったほか、米長期金利の上昇が一服した影響を受けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.89円 - 135.12円
ユーロドル:1.0967ドル - 1.1048ドル
ユーロ円:147.69円 - 148.51円


(中村)
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