ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、強含み

 9日のニューヨーク外国為替市場でドル円は強含み。2時時点では135.25円と24時時点(135.05円)と比べて20銭程度のドル高水準だった。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は「6月FOMCについてはデータに依存する必要」「追加利上げが適切な場合は、実施する」「インフレは高すぎる」「今年利下げする理由は見当たらない」などの見解を示した。NY連銀総裁の発言が伝わると米2年債利回りが4.06%台まで上昇幅を拡大。米金利の上昇を背景にドル買いが進み、135.20円台まで値を上げた。
 なお、米共和党のマッカーシー下院議長が「9月末までの債務上限引き上げに反対」と述べたことが伝わっているが、米株など相場への影響は限定的だった。

 ユーロ円は下げ渋り。2時時点では148.17円と24時時点(147.96円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれた買い戻しが入り、本日安値付近から148.20円台まで下値を切り上げた。

 ユーロドルはもみ合い。2時時点では1.0955ドルと24時時点(1.0956ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。1.09ドル台半ばでのもみ合いとなり、やや方向感は乏しかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.72円 - 135.36円
ユーロドル:1.0941ドル - 1.1006ドル
ユーロ円:147.89円 - 148.69円

(岩間)
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