東京外国為替市場概況・10時 ドル円、年初来高値更新後に失速

 23日の東京外国為替市場でドル円は高値更新後に失速。10時時点では138.54円とニューヨーク市場の終値(138.60円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。米共和党のマッカーシー下院議長が債務上限問題について「合意に達しなかったが、協議は建設的だった」との見解を示すと売りが先行。しかし下げ渋り、18日につけた138.75円を上回って年初来高値138.80円をつけた。その後はバイデン米大統領の「債務不履行の選択肢はないという点で米下院議長と一致」との発言にも反応が鈍かった。昨年11月30日以来の高値水準で利食い売りなどに押され、138.43円まで下値を広げた。

 ユーロ円も失速。10時時点では149.78円とニューヨーク市場の終値(149.87円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上下に連動した。150.02円と、3日以来の150円台を回復。しかし、149.72円まで反落した。

 ユーロドルは限定的な値動き。10時時点では1.0811ドルとニューヨーク市場の終値(1.0813ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。レンジを上下へやや広げたものの限られた値動き。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.43円 - 138.80円
ユーロドル:1.0807ドル - 1.0821ドル
ユーロ円:149.72円 - 150.02円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。