東京外国為替市場概況・17時 ユーロドル、神経質

 23日午後の東京外国為替市場でユーロドルは神経質な値動き。17時時点では1.0828ドルと15時時点(1.0823ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。5月仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.4と予想の51.7を下回り、好不況の分水嶺とされる50も割り込んだ。指標後には1.0812ドルの本日安値まで売りに押されたが、その後に発表された5月独製造業・サービス部門PMIはいずれも予想より強い結果となり、1.0836ドルの高値まで反発。ただ、依然として1.0820ドル台を中心とした狭い値幅内の動きが続いており、レンジを上下わずかに拡大した程度にとどまった。

 ドル円は下げ渋り。17時時点では156.75円と15時時点(156.72円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。16時30分前に156.57円まで下落したが、その後は時間外の米10年債利回りが4.43%台まで上昇した影響もあり、156.70円台まで下げ渋った。

 ユーロ円は荒い値動き。17時時点では169.74円と15時時点(169.63円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。一時169.29円まで本日安値を更新したが、一巡後は169.80円台まで切り返すなど、欧州圏の経済指標をながめながら169円台で荒く上下した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.57円 - 156.90円
ユーロドル:1.0812ドル - 1.0836ドル
ユーロ円:169.29円 - 169.88円

(岩間)
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