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ドル・円相場:1ドル=155.74円(14日15時時点比▲0.28円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=164.45円(▲0.10円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0559ドル(△0.0012ドル)
FTSE100種総合株価指数:8071.19(前営業日比△40.86)
ドイツ株式指数(DAX):19263.70(△260.59)
10年物英国債利回り:4.483%(▲0.037%)
10年物独国債利回り:2.341%(▲0.049%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
主な欧州経済指標
<発表値> <前回発表値>
7-9月期ユーロ圏域内総生産(GDP)改定値
(前期比) 0.4% 0.4%
(前年同期比) 0.9% 0.9%
9月ユーロ圏鉱工業生産
(前月比) ▲2.0% 1.5%・改
(前年比) ▲2.8% ▲0.1%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
各市場の動き
・ドル円は伸び悩み。欧州勢参入後は全般ドル買いが進んだ流れに沿って一時156.24円と7月23日以来の高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時107.06と昨年11月1日以来約1年ぶりの高値を記録した。
ただ、156円台では利食いなどが出たため、買い一巡後は伸び悩んだ。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.38%台まで低下したことも相場の重しとなり、23時30分過ぎには155.52円付近まで下押しした。
なお、この日発表の10月米卸売物価指数(PPI)は総合・コアともに前年比で予想を上回ったほか、前週分の米新規失業保険申請件数は予想よりも強い内容となった。指標発表直後は156.19円付近まで値を上げたものの、戻りは限定的だった。
・ユーロドルは持ち直した。トランプ・トレードによるドル高が続く中、デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁が「インフレ率が目標の2%に達する軌道にあることを最近のデータが示している」として、「ECBは一段の利下げの方向に進んでいる」との考えを示すとユーロ売り・ドル買いが先行。20時過ぎに一時1.0497ドルと昨年10月13日以来の安値を更新した。
ただ、昨年10月3日の安値1.0448ドルが重要なサポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入り、1時30分前には1.0582ドルと日通し高値を付けた。
なお、10月開催のECB理事会議事要旨では「長期的なインフレ見通しに対するリスクは再び上振れ傾向にある」として、「全体的には抑制された利下げサイクルになる」との見解が示された。
・ユーロ円は下値が堅かった。20時過ぎに一時163.81円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。1時前には164.98円と日通し高値を更新した。ユーロドルにつれた動きとなった。
・ロンドン株式相場は続伸。足もとで相場下落が続いていただけに、自律反発狙いの買いが入った。英長期金利の低下も投資家心理の改善につながった。ナショナルグリッドやSSEなど公共事業株が買われたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反発。前日に9月25日以来の安値を付けたあとだけに、自律反発狙いの買いが入った。欧米の長期金利が低下したことも投資家心理を上向かせた。個別ではシーメンス(4.91%高)やインフィニオン・テクノロジーズ(4.64%高)、ドイツテレコム(3.30%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。