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ドル・円相場:1ドル=155.22円(前営業日比▲0.32円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.76円(▲0.48円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0421ドル(▲0.0009ドル)
ダウ工業株30種平均:44713.52ドル(▲136.83ドル)
ナスダック総合株価指数:19632.32(▲101.27)
10年物米国債利回り:4.53%(横ばい)
WTI原油先物3月限:1バレル=72.62ドル(▲1.15ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2769.8ドル(△2.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
主な米経済指標
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) ▲2.0% 0.1%
12月米卸売在庫
(前月比) ▲0.5% ▲0.1%・改
米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利
4.25-4.50%で据え置き 4.25-4.50%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
各市場の動き
・ドル円は反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前にポジション調整目的の売りが先行。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円買い・ドル売りのフローが観測されると一時154.94円と日通し安値を付けた。
米連邦準備理事会(FRB)は今日まで開いたFOMCで市場予想通り政策金利を4.25-4.50%で据え置くことを決めたと発表。声明では、労働市場についての認識を「概して緩みつつある」から「堅調」に修正。インフレに関しては前回と同様に「幾分高止まりしている」としたものの、「2%の目標に向けて進展してきた」との表現を削除した。FRBが今後の利下げに慎重な姿勢を示したとの受け止めから、米長期金利の上昇とともにドル買いが入ると155.61円付近まで値を上げる場面があった。
ただ、パウエルFRB議長がFOMC後の記者会見で、インフレに関する文言削除について「特に何かを示唆するものではない」と説明すると再び上値が重くなった。なお、パウエル氏は「経済が堅調であるため、政策スタンスの調整を急ぐ必要はない」とし、「追加利下げにはさらなるデータが必要だとの見方は変わっていない」と話した。
・ユーロドルは小幅ながら3日続落。欧州中央銀行(ECB)が明日30日の定例理事会で利下げを決めるとの観測を背景にユーロ売り・ドル買いが進行。22時30分前に一時1.0383ドルと日通し安値を付けた。
売り一巡後は買い戻しが優勢となり1.0429ドル付近まで下げ渋ったものの、大きな方向感は出ず。FOMCの結果やパウエルFRB議長の発言後も売買が交錯し、相場はもみ合いとなった。
・ユーロ円は反落。22時30分過ぎに一時161.31円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり161.84円付近まで下げ渋った。ユーロドルと似た動きとなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。FRBがFOMC声明で「今後の利下げに慎重な姿勢を示した」との受け止めが広がると株売りが優勢となった。指数は一時270ドル超下落する場面があった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落。「トランプ米政権はエヌビディアの中国販売抑制の厳格化を協議」との一部報道が伝わると、ハイテク株に売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。FOMC結果公表後は売りが優勢となったものの、売り一巡後は一転買い戻しが入り持ち直した。
・原油先物相場は反落。リビアの石油港での抗議活動が協議後に解決したことを受けて、供給不安懸念が弱まったことで売りが先行した。また、米加墨の通商摩擦で、カナダやメキシコからの原油輸入に大幅な関税をかけると、米国の精製品の価格が上昇する可能性が高く、貿易戦争が世界経済の成長に打撃を与える可能性が高いため、エネルギー需要が落ち込む可能性があることも売り要因となっている。なお、米エネルギー省(EIA)週間石油在庫はまちまちな結果だったことで、市場の反応は限られた。
・金先物相場は続伸。米経済の不透明感が支えとなり続伸して引けた。もっとも、FOMCの結果発表や、そのあとのパウエルFRB議長の会見を待つ展開になり、限られた値幅での取引となった。