予想とまとめ
今週の予想
今日の予想はこちら国内イベントスケジュール
3日
08:50 | ◇ | 日銀金融政策決定会合における主な意見(1月23-24日分) |
4日
08:50 | ◇ | 1月マネタリーベース |
5日
08:30 | ◇ | 12月毎月勤労統計(現金給与総額) |
6日
08:50 | ◇ | 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース) |
10:30 | ◇ | 田村直樹日銀審議委員、あいさつ |
7日
08:30 | ◇ | 12月家計調査(消費支出) |
08:50 | ◇ | 1月外貨準備高 |
14:00 | ◇ | 12月景気動向指数速報値 |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
海外イベントスケジュール
3日
09:30 | ◎ | 12月豪小売売上高 |
09:30 | ◎ | 12月豪住宅建設許可件数 |
10:45 | ◎ | 1月Caixin中国製造業購買担当者景気指数(PMI) |
16:00 | ◇ | 1月トルコ製造業PMI |
16:00 | ◎ | 1月トルコ消費者物価指数(CPI) |
17:00 | ◎ | シムカス・リトアニア中銀総裁、記者会見 |
17:30 | ◎ | 10-12月期香港域内総生産(GDP)速報値 |
17:30 | ◇ | 1月スイス製造業PMI |
17:50 | ◎ | 1月仏製造業PMI改定値 |
17:55 | ◎ | 1月独製造業PMI改定値 |
18:00 | ◎ | 1月ユーロ圏製造業PMI改定値 |
18:30 | ◎ | 1月英製造業PMI改定値 |
19:00 | ☆ | 1月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値 |
19:00 | ☆ | 1月ユーロ圏HICPコア速報値 |
23:45 | ◎ | 1月米製造業PMI改定値 |
24:00 | ◇ | 12月米建設支出 |
24:00 | ☆ | 1月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数 |
4日
02:30 | ◎ | ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演 |
中国(旧正月)、メキシコ(憲法記念日)、休場 | ||
06:45 | ◎ | 12月ニュージーランド(NZ)住宅建設許可件数 |
08:30 | ◎ | ムサレム米セントルイス連銀総裁、あいさつ |
24:00 | ◎ | 12月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数 |
24:00 | ◎ | 12月米製造業新規受注 |
24:00 | ◇ | 1月メキシコ製造業PMI |
5日
04:00 | ◎ | デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、パネルディスカッションに参加 |
中国(旧正月)、休場 | ||
06:45 | ◎ | 10-12月期NZ失業率/就業者数増減 |
10:45 | ◎ | 1月Caixin中国サービス部門PMI |
16:45 | ◇ | 12月仏鉱工業生産 |
17:50 | ◎ | 1月仏サービス部門PMI改定値 |
17:55 | ◎ | 1月独サービス部門PMI改定値 |
18:00 | ◎ | 1月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 |
18:30 | ◎ | 1月英サービス部門PMI改定値 |
19:00 | ◎ | 12月ユーロ圏卸売物価指数(PPI) |
21:00 | ◇ | MBA住宅ローン申請指数 |
22:15 | ☆ | 1月ADP全米雇用報告 |
22:30 | ◇ | 12月カナダ貿易収支 |
22:30 | ◎ | 12月米貿易収支 |
23:00 | ◎ | レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演 |
23:00 | ◎ | バーキン米リッチモンド連銀総裁、イベントに参加 |
23:45 | ◎ | 1月米サービス部門PMI改定値 |
23:45 | ◎ | 1月米総合PMI改定値 |
24:00 | ☆ | 1月米ISM非製造業指数 |
6日
00:30 | ◇ | EIA週間在庫統計 |
01:00 | ◎ | 12月ロシア失業率 |
03:00 | ◎ | グールズビー米シカゴ連銀総裁、あいさつ |
09:30 | ◇ | 12月豪貿易収支 |
15:45 | ◇ | 1月スイス失業率(季節調整前) |
16:00 | ◎ | 12月独製造業新規受注 |
16:00 | ◎ | 1月スウェーデンCPI |
16:30 | ◎ | ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事、あいさつ |
18:30 | ◎ | 1月英建設業PMI |
19:00 | ◎ | 12月ユーロ圏小売売上高 |
21:00 | ☆ | 英中銀(BOE)、政策金利発表 |
21:00 | ☆ | 英中銀MPC議事要旨 |
21:30 | ◇ | 1月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ) |
22:30 | ◇ | 10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値 |
22:30 | ◇ | 10-12月期米単位労働コスト・速報値 |
22:30 | ◎ | 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数 |
24:00 | ◇ | 1月カナダIvey購買部協会景気指数 |
7日
04:00 | ◎ | メキシコ中銀、政策金利発表 |
ニュージーランド(ワイタンギ・デー)、休場 | ||
13:30 | ☆ | インド中銀、金融政策決定会合 |
16:00 | ◎ | 12月独鉱工業生産 |
16:00 | ◇ | 12月独貿易収支 |
16:45 | ◇ | 12月仏貿易収支 |
16:45 | ◇ | 12月仏経常収支 |
17:00 | ◇ | 1月スイスSECO消費者信頼感指数 |
17:45 | ◎ | デギンドスECB副総裁、講演 |
21:00 | ◎ | 1月メキシコCPI |
22:30 | ☆ | 1月カナダ雇用統計 |
22:30 | ☆ | 1月米雇用統計 |
24:00 | ◎ | 2月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値) |
24:00 | ◇ | 12月米卸売売上高 |
8日
03:00 | ◎ | 1月ブラジル貿易収支 |
05:00 | ◇ | 12月米消費者信用残高 |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
◆豪ドル、米国との金利先安観の違いが重しに
◆ZAR、SARBは米関税政策によるインフレリスクを警戒
予想レンジ
豪ドル円 93.50-98.50円
南ア・ランド円 8.15-8.60円
2月3日週の展望
豪ドルは上値の重い動きとなりそうだ。今週発表された10-12月期消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%と前期の2.8%から鈍化。価格変動の大きい品目を除いたトリム平均も同様に前期の前年比3.6%から3.2%へと低下し、豪州のインフレ鈍化傾向が改めて確認された。
この結果を受けて豪州の主要銀行が利下げ予想時期を5月から2月へと前倒ししたほか、金利先物市場では豪準備銀行(RBA)の次回理事会(2月17-18日)における利下げを90%以上織り込んだ。また、年内で合計3-4回の利下げも織り込み始めており、豪金利の先安観が高まってきている。
一方、今週開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では4会合ぶりに政策金利が据え置かれたほか、声明文でもインフレ再燃への警戒感が示されており、米国の金利先安観は後退しつつある。目先は豪米の金利先安観の違いが意識されることで豪ドルの上値は重くなるだろう。
もっとも、トランプ米大統領の言動には引き続き注意が必要だ。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はFOMC後の会見で「大統領の発言について一切コメントするつもりはない」としたが、利下げを求める米大統領からの圧力が強まれば市場にも動揺が走り、米金利やドル相場などが振らされる可能性もありそうだ。
南アフリカ・ランド(ZAR)は神経質な展開が予想される。南アフリカ準備銀行(中央銀行、SARB)は金融政策決定委員会(MPC)で市場予想通りに政策金利を7.75%から7.50%へと引き下げたものの、6人のメンバーのうち2人は金利据え置きを主張していたことが明らかになった。また、インフレ見通しに関しては「今年上半期を通じて目標レンジの下限に留まる可能性が高い」としながらも、MPCでは今後の世界的な貿易戦争の検討に時間を費やし、世界的なインフレ上昇とZAR安が進むことで、国内インフレの上昇と政策金利がベースラインの予測と比較して上昇するシナリオについても言及した。なお、このリスクシナリオではZARが対ドルで現在の18ZAR台から21ZAR付近までドル高・ZAR安が進むとしており、今後の米政権の関税政策次第でZARの下値余地が大きく拡大する可能性には警戒しておきたい。
1月27日週の回顧
豪ドルは軟調に推移。米ハイテク株の下落などで週初からリスク回避目的の売りが強まったほか、豪CPIの公表後にはRBAの利下げ観測を手掛かりにした売りも出た。豪ドル米ドルは一時0.62米ドル割れ、豪ドル円は95円台までそれぞれ上値を切り下げた。
ZARも週初はリスク回避の動きから対ドル・対円でともに売りが先行。もっとも、一巡後は下げ渋る動きとなった。南ア国民統一政府(GNU)内の対立に関して過度な懸念が後退したこともZARの買い戻しを誘ったようだ。(了)