東京マーケットダイジェスト・24日 NZドル急落・株安

(24日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=138.29円(前営業日NY終値比▲0.30円)
ユーロ円:1ユーロ=149.12円(▲0.15円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0783ドル(△0.0013ドル)
日経平均株価:30682.68円(前営業日比▲275.09円)
東証株価指数(TOPIX):2152.40(▲9.09)
債券先物6月物:148.61円(▲0.07円)
新発10年物国債利回り:0.405%(△0.010%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00100%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
特になし

(各市場の動き)
・NZドルは急落。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は予想通り政策金利を5.25%から5.50%に引き上げたが、声明で金利のピークアウトを5.50%と予想するなど、利上げサイクルの停止が示唆されたため、売りが活発化した。対ドルで0.6150米ドル、対円では85.13円まで売り込まれた。

・ドル円は弱含み。日経平均株価の下落を背景に序盤から売りが先行した。NZドル円が急落した影響を受けたほか、時間外の米10年債利回りが低下したことも重しとなり、昨日安値の138.24円を下抜けて138.23円まで値を下げた。もっとも、15時過ぎから米金利が上昇すると138.40円台まで下げ渋っている。

・ユーロドルはじり高。米金利の低下やドル円の下落に伴って下値を切り上げ、一時1.0789ドルまで値を上げた。
 なお、ポンドドルは強含み。4月英消費者物価指数(CPI)がコア指数ともに市場予想を上回る結果だったことを受けて一時1.2466ドルまで上昇した。

・ユーロ円は下値が堅い。日本株安などが重しとなり、15時前には149.07円まで値を下げた。ただ、15時に発表された良好な英CPIを受けてポンド円が上昇するにつれて149.32円まで反発した。

・日経平均株価は続落。昨日の米国株安を受けて日本株も売りが先行した。急ピッチで上昇しが進んだ反動から利益確定売りが優勢となり、指数は一時390円超安まで下げ幅を広げた。

・債券先物相場は続落。米金融引き締めの長期化観測を手掛かりにした売りと、米債務上限問題への懸念を背景にした買いがそれぞれ観測され、相場は前日終値を挟んだ一進一退の動きとなった。


(越後)
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