東京マーケットダイジェスト・22日 NZドル高・株安

(22日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=134.77円(前営業日NY終値比▲0.24円)
ユーロ円:1ユーロ=143.66円(▲0.12円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0658ドル(△0.0010ドル)
日経平均株価:27104.32円(前営業日比▲368.78円)
東証株価指数(TOPIX):1975.25(▲22.21)
債券先物3月物:146.30円(▲0.13円)
新発10年物国債利回り:0.500%(横ばい)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
1月企業向けサービス価格指数(前年比) 1.6%        1.5%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は小安い。本邦実需勢からの売りが観測されたほか、時間外の米10年債利回りが3.92%台まで低下したことが重しになり、一時134.55円まで値を下げた。ただ、田村日銀審議委員が「現時点では金融緩和の継続が適当」「現時点で先行きの金融政策の枠組みを論じるのは時期尚早」などの見解を示すと下げ止まり、135.00円手前まで買い戻しが入る場面もあった。

・NZドルは強含み。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)はこの日、政策金利を4.25%から4.75%へと引き上げた。利上げ幅は予想通りだったが、声明文で「金融状況をさらに引き締め続ける必要があることに同意」と再利上げを示唆したほか、0.75%の利上げを議論していたことも明らかになったことから対ドルで0.6246ドル、対円で84.19円まで買いが入った。その一方で、インフレのリスクバランスについて「11月声明時点と比べると緩やかになっている」との見解が示された影響もあり、一方的に買いを進める動きにはなっていない。

・ユーロドルは小高い。昨日の引けにかけて売りが進んだ反動から買いが入ったほか、米長期金利の低下なども手掛かりとなり、一時1.0664ドルまで上昇した。

・ユーロ円はもみ合い。ドル円の下げにつれて143.50円まで弱含む場面もあったが、総じて143円台後半でのもみ合いとなった。

・日経平均株価は続落。前日の米国市場で長期金利の上昇を背景に株価指数が大幅安となった流れを引き継いだ。投資家のリスク回避姿勢が強まるなか、指数は一時420円超安まで下押し。一巡後は今晩に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を控えて様子見ムードが強まり、安値圏でのもみ合いとなった。

・債券先物相場は続落。昨日の米国債券相場が大幅に下落した流れを引き継いで日本国債も序盤から売りが優勢に。一時146円11銭まで下げる場面があった。もっとも、日銀が午後に共通担保資金供給オペを28日に実施すると通告するとやや下げ幅を縮小した。

(岩間)
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