東京外国為替市場概況・8時 ドル円、買い優位

 23日の東京外国為替市場でドル円は買い優位。8時時点では143.01円とニューヨーク市場の終値(141.57円)と比べて1円44銭程度のドル高水準だった。トランプ米大統領が「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長を解任する計画はない」と発言すると、FRB議長解任への思惑から進んでいたドル売りの動きが巻き戻された。米大統領の発言直後から急ピッチで買いが進み、一時143.22円まで急伸した。

 ユーロドルは売りが優勢。8時時点では1.1337ドルとニューヨーク市場の終値(1.1421ドル)と比べて0.0084ドル程度のユーロ安水準となった。朝方からドルが全面高となった流れに沿って一時1.1308ドルまで値を下げた。ポンドドルも1.3234ドルまで下げるなど他の通貨に対してもドル買いの動きが広がった。

 ユーロ円は荒い値動き。8時時点では162.13円とニューヨーク市場の終値(161.71円)と比べて42銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれて162.46円まで買われる場面があったが、ユーロドルが下落した影響も同時に受けたため、一巡後は161.70円台まで反落。ドル絡みの取引が中心となるなか、162.00円を挟んだ荒い値動きとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.49円 - 143.22円
ユーロドル:1.1308ドル - 1.1429ドル
ユーロ円:161.63円 - 162.46円

(岩間)
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