東京外国為替市場概況・8時 ドル円、売り先行

 25日の東京外国為替市場でドル円は売りが先行。8時時点では139.21円とニューヨーク市場の終値(139.47円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。格付け会社フィッチ・レーティングスは米国の格付け「AAA」を「レーティング・ウォッチ・ネガティブ」に指定したと発表。米債務上限問題を巡る協議の膠着を反映し、格下げの可能性を指摘した。早朝の流動性が薄い時間帯ということもあって、発表直後には138.83円までリスク回避の売りが先行。もっとも、その後は急ピッチで値を下げた反動から139.20円台まで切り返す場面もあった。

 ユーロ円も売りが先行。8時時点では149.72円とニューヨーク市場の終値(149.93円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。フィッチの発表がきっかけとなり、149.30円までリスク回避の売りに押された。ただ、売り一巡後は149.70円台まで買い戻しが入るなど、ドル円と同様に朝方から荒い値動きとなっている。

 ユーロドルは下値が堅い。8時時点では1.0754ドルとニューヨーク市場の終値(1.0750ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。昨日安値の1.0748ドルを下抜けて一時1.0742ドルまで下落する場面があったが、その後はドル円の下落を受けて1.0757ドルまで下値を切り上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.83円 - 139.47円
ユーロドル:1.0742ドル - 1.0757ドル
ユーロ円:149.30円 - 149.95円

(岩間)
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