NY株見通し-債務上限問題をにらみ神経質な展開か インフレ指標に注目
今晩のNY市場は神経質な展開か。昨日は決算や見通しが好感されたエヌビディアが24.37%高と急伸したことでスダック総合が1.71%高と大幅に上昇。S&P500も0.88%高となり、ともに3日ぶりに反発した。一方、米債務上限問題の不透明感が重しとなり、ダウ平均は35.27ドル安(-0.11%)と小幅ながら5日続落した。週初来ではダウ平均が661.98%安(-1.98%)、S&P500が0.97%安となった一方、ナスダック総合が0.32%高と5週続伸ペースとなった。引け後の動きでは利益率の改善が好感されたギャップが時間外取引で13%超急伸し、決算が予想を上回ったマーベル・テクノロジーも16%超急伸した。一方、通期見通しが期待外れとなったアルタ・ビューティは時間外で8%超の下落となった。
今晩の取引では、債務上限引き上げを巡る与野党協議の進展が引き続き注目されるほか、来週月曜日がメモリアルデーの祝日で3連休となるため、積極的な取引は控えられそうだ。6月13-14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利上げ見通しも再び強まっており、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する4月個人消費支出(PCE)価格指数にも要注目か。変動の大きい食品・エネルギーを除くコアPC価格指数の市場予想は前月比+0.3%、前年比+4.6%とともに3月から横ばいが見込まれているが、強い結果となれば利上げ見通しが一段と強まることが警戒される。
今晩の米経済指標・イベントは4月個人消費支出・個人消費支出 (PCE)価格指数のほか、4月耐久財受注、5月ミシガン大消費者信頼感指数確報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:5月26日、14:00)
今晩の取引では、債務上限引き上げを巡る与野党協議の進展が引き続き注目されるほか、来週月曜日がメモリアルデーの祝日で3連休となるため、積極的な取引は控えられそうだ。6月13-14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利上げ見通しも再び強まっており、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する4月個人消費支出(PCE)価格指数にも要注目か。変動の大きい食品・エネルギーを除くコアPC価格指数の市場予想は前月比+0.3%、前年比+4.6%とともに3月から横ばいが見込まれているが、強い結果となれば利上げ見通しが一段と強まることが警戒される。
今晩の米経済指標・イベントは4月個人消費支出・個人消費支出 (PCE)価格指数のほか、4月耐久財受注、5月ミシガン大消費者信頼感指数確報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:5月26日、14:00)