NY株見通し-底堅い展開か パウエルFRB議長などの要人発言に注目

 今晩のNY市場は底堅い展開か。昨日は米債務上限問題を巡る与野党協議の合意期待が支援となったほか、小売り大手のウォルマートが予想を上回る決算を発表し、通期見通しを引き上げたことも安心感につながった。主要3指数はそろって2日続伸し、S&P500とナスダック総合が昨年8月以来の高値で終了した。週初来ではダウ平均が0.71%高、S&P500が179%高とともに3週ぶりの反発ペースとなり、ナスダック総合は3.29%高と大幅に4週続伸ペースとなった。
 今晩の取引では、週末を控えた持ち高調整売りが警戒されるものの、債務上限問題についての与野党協議の合意期待が引き続き相場の支援となりそうだ。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長やウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁などの発言も予定されており、金融政策を巡る当局者の発言にも要注目か。

 今晩は主要な経済指標の発表はなし。要人発言はパウエルFRB議長、ボウマンFRB理事、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁など。企業決算は寄り前にディア、キャタレントなどが発表予定。(執筆:5月19日、14:00)
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