NY株見通し-パウエルFRB議長の議会証言に注目

 今晩のNY市場はパウエルFRB議長の議会証言に注目。昨日はゴールドマン・サックスが投資判断を「バイ」としたことを好感して時価総額最大のアップルが上昇したものの、米10年債利回りの上昇が米国株の上値圧迫要因となった。ダウ平均とS&P500が小幅ながらプラス圏で終了したものの、ハイテク株主体のナスダック総合は1.19%高まで上昇後、0.11%安と小幅に反落して終了した。今晩の取引では金融政策の見通しを巡り、米上院銀行委員会でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言に注目が集まる。パウエルFRB議長は前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の記者会見などで、ディスインフレがスタートしたとの認識を繰り返し示したが、その後発表された経済指標が軒並み予想を上回る強い結果となっており、インフレについての現在の認識や、今後の政策スタンスが注目される。

 今晩の米経済指標はパウエルFRB議長議会証言のほか、1月卸売在庫、消費者信用残高など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:3月7日、14:00)
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