NY株見通し-今週はディズニーなどの決算やパウエルFRB議長発言に注目

 今週のNY市場は決算発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言、インフレ指標に注目。先週は利上げの早期停止期待が続く中、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見でパウエルFRB議長がインフレ鈍化の認識を示したことや、総じて予想を上回った企業決算が好感されハイテク株を中心に大幅高となった。ただ、週末に発表された米1月雇用統計が強い結果となったことで利上げの長期化見通しが再び強まったことが重しとなりナスダック総合とS&P500が上昇幅を縮小し、ダウ平均は小幅ながら前週末水準を割り込んで終了した。今週は高水準の発表が続く企業の第4四半期決算が引き続き注目されるほか、金融政策の見通しを巡り、7日に予定されるパウエルFRB議長発言や、週末10日にミシガン大学が発表する2月の1年先・5年先期待インフレ率速報値に注目が集まる。企業決算はS&P500の約90銘柄が発表予定で、主要なものはウォルト・ディズニー、CVSヘルス、タイソン・フーズ、サイモン・プロパティー、デュポン、タペストリー、ケロッグ、ペプシコ、エクスペディア、ペイパルなど。経済指標・イベントはパウエルFRB議長発言、2月ミシガン大1年先・5年先期待インフレ率速報値のほか、12月貿易収支、MBA住宅ローン申請指数、新規失業保険申請件数など。

 今晩の経済指標は1月雇用傾向指数など。企業決算は寄り前にオン・セミコンダクター、タイソン・フーズ、引け後にサイモンプロパティー、アムジェン、スカイワークス、アクティビジョン・ブリザードなどが発表予定。(執筆:2月6日、14:00)
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