NY株見通し-FOMC結果、パウエルFRB議長会見に注目

 今晩のNY市場はFOMCに注目。昨日は米11月消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化したことが好感され主要3指数がそろって2日続伸した。ただ、ダウ平均は朝方に707ドル高まで上昇したものの、終値では103ドル高と上昇幅を大きく縮小した。今晩は2023年の金融政策の見通しを巡り、取引時間午後の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果に注目が集まる。FOMCでは0.50%の利上げが予想されており、4会合連続での0.75%の利上げからスローダウンが予想されているが、市場では利上げの最終到達地点(ターミナルレート)や利下げに転じる時期の見通しに関心が移っており、FOMCメンバーのFF金利見通し(ドットプロット)や、その後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が注目される。

 今晩の米経済指標・イベントはFOMC結果公表、パウエルFRB議長会見のほか、11月輸入物価指数など。企業決算は引け後にレナー、ノードソンが発表予定。(執筆:12月14日、14:00)
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