東京マーケットダイジェスト・29日 円下値堅い・株高

(29日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=140.33円(前営業日NY終値比▲0.27円)
ユーロ円:1ユーロ=150.66円(▲0.10円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0736ドル(△0.0013ドル)
日経平均株価:31233.54円(前営業日比△317.23円)
東証株価指数(TOPIX):2160.65(△14.81)
債券先物6月物:148.44円(▲0.12円)
新発10年物国債利回り:0.430%(△0.015%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00100%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。週末に米債務上限問題を巡る協議が基本合意に至ったことを受け、朝方から投資家のリスク志向改善を意識した買いが先行した。一時140.92円と昨年11月23日以来の高値を更新。ただ、その後は本邦実需勢からの売りが観測されたこともあって上値が重くなった。高く始まった日経平均株価が次第に上げ幅を縮小したことも相場の重しとなり、140.30円まで伸び悩んだ。

・ユーロ円も上値が重い。朝方に151.07円まで上値を伸ばしたが、その後はドル円と同様に調整売りに押される格好となり、150.60円台まで押し戻された。

・ユーロドルは小高い。先週末安値の1.0702ドル手前で下値の堅さを確認すると、ドル円の下落を受けて1.0741ドルまで持ち直した。

・日経平均株価は3日続伸。前週末に米債務上限問題を巡る協議が合意したことを受け、投資家のリスク回避姿勢が後退し、寄付きから買いが入った。指数は一時650円近い上昇となり、1990年7月以来の高値を更新。もっとも、一巡後は高値警戒感から利益確定売りや持ち高調整売りなどが持ち込まれ、次第に上げ幅を縮小した。

・債券先物相場は反落。前週末の米国債券相場が上昇した流れを引き継いでやや買い先行となったものの、その後は売りに押される展開に。米債務上限協議の合意を受けて、日経平均が一時650円近い急伸となるなか、安全資産とされる債券相場は下げに転じた。

(岩間)
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