東京外国為替市場概況・15時 ドル円、強含み

 30日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。15時時点では140.68円と12時時点(140.04円)と比べて64銭程度のドル高水準だった。オセアニア通貨やユーロを中心にドル買いが優勢となるなか、午前中に前日比169円安まで下落していた日経平均株価が海外短期筋の買いでプラス圏に浮上したことも支えに、一転買いが強まり15時過ぎには140.74円まで上値を広げた。

 ユーロドルは弱含み。15時時点では1.0686ドルと12時時点(1.0721ドル)と比べて0.0035ドル程度のユーロ安水準だった。対オセアニア通貨でドル買いが進んだ動きも重しに売り圧力が強まると、1.0700ドル割れのストップロスをヒットして一時1.0682ドルまで下値を広げた。ポンドドルも1.2328ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は15時時点では150.33円と12時時点(150.14円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇を受けて150円台前半で底堅く推移したものの、ユーロドルの下落で上値は限定的だった。

 オセアニア通貨はオフショア市場で人民元(CNH)が対ドルで7.10元台までドル高・CNH安に進んだことも重しに軟調に推移した。豪ドル/ドルは0.6503ドル、NZドル/ドルは0.6025ドル、豪ドル円は91.29円、NZドル円は84.55円まで下値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.97円 - 140.74円
ユーロドル:1.0682ドル - 1.0726ドル
ユーロ円:150.08円 - 150.57円

(山下)
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