欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、戻り鈍い

 29日の欧州外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。20時時点では140.28円と17時時点(140.46円)と比べて18銭程度のドル安水準だった。いったんは140円台半ばまで買い戻しが入ったものの、戻りの鈍さを確認すると140.19円の安値まで再び売りに押された。ダウ先物が伸び悩んでいるほか、欧州株式相場が下げに転じた影響もあり、株高を支えにした買いは長続きしなかった。

 ユーロドルはさえない。20時時点では1.0715ドルと17時時点(1.0728ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。独長期金利の低下を受けて、欧米金利差拡大を意識したユーロ売り・ドル買いが進んだ。一時1.0712ドルまで本日安値を更新した。
 
 ユーロ円は20時時点では150.31円と17時時点(150.69円)と比べて38銭程度のユーロ安水準だった。ドル円やユーロドルの下げにつれて、一時150.24円まで下げ幅を拡大した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.19円 - 140.92円
ユーロドル:1.0712ドル - 1.0744ドル
ユーロ円:150.24円 - 151.07円

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。