欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 25日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では138.72円と20時時点(138.59円)と比べて13銭程度のドル高水準だった。1-3月期米国内総生産(GDP)とコアPCEの改定値が上方修正され、前週分の米新規失業保険申請件数(22.9万件)と失業保険継続受給者数(179.4万人)も労働市場の堅調さを示唆する内容だったことで、米10年債利回りが3.79%台まで上昇し、22時過ぎには139.83円まで上値を伸ばした。
 スワップ市場は、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)までの0.25%の利上げを織り込んだ。

 ユーロドルは小幅安。22時時点では1.0718ドルと20時時点(1.0722ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りの上昇で、1.0715ドル前後まで弱含んだものの、ロンドン序盤の安値1.0714ドルを下回ることは出来なかった。なお、豪ドル/ドルは0.6515ドル、NZドル/ドルは0.6061ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は22時時点では149.76円と20時時点(149.68円)と比べて8銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇を受けて、149.80円前後まで連れ高に推移したものの、ユーロドルの下落で上値は限定的だった。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.83円 - 139.83円
ユーロドル:1.0714ドル - 1.0757ドル
ユーロ円:149.30円 - 150.04円



(山下)
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