欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 23日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では138.85円と20時時点(138.50円)と比べて35銭程度のドル高水準だった。バイデン米政権とマッカーシー米下院議長との債務上限を巡る協議の結果が待たれる中、米10年債利回りが3.75%台まで上昇し、米30年債利回りが4.00%まで上昇したことなどで、138.91円まで上値を伸ばし、年初来高値を更新した。
 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は、「もしインフレ率が高止まりした場合、追加利上げが必要となる」とタカ派的な見解を述べた。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0764ドルと20時時点(1.0778ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。米国債利回りの上昇を受けて、1.0763ドルまで下値を広げた。
 
 ユーロ円は22時時点では149.46円と20時時点(149.28円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。欧米株価指数の軟調推移を受けて、一時149.11円まで下値を広げたものの、ドル円の上昇を受けて149.55円前後まで反発した。
 豪ドル円は一時91.57円、NZドル円は86.47円、スイス円は153.50円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.24円 - 138.91円
ユーロドル:1.0763ドル - 1.0821ドル
ユーロ円:149.11円 - 150.06円

(山下)
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