欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 18日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では138.29円と20時時点(137.73円)と比べて56銭程度のドル高水準だった。好調な米経済指標を受けて、米10年債利回りが3.634%台まで上昇したことで、一時138.39円まで上値を伸ばした。
 5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は-10.4と発表され、予想の-19.8を上回り、前週分の米新規失業保険申請件数は24.2万件と発表され、予想の25.4万件を下回り、労働市場の改善が示された。

 ローガン米ダラス連銀総裁が「現在のデータは、利上げ停止を正当化しない」と述べたこともドル買い要因となった。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0790ドルと20時時点(1.0815ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。好調な米国の経済指標を受けて、一時1.0785ドルまで下値を広げた。
 ポンドドルは1.2415ドル、豪ドル/ドルは0.6620ドルまで下値を広げた。
 
 ユーロ円は22時時点では149.22円と20時時点(148.96円)と比べて26銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇を受けて149.31円まで連れ高に推移したものの、ユーロドルの下落も影響もあり、上値は限定的だった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.29円 - 138.39円
ユーロドル:1.0785ドル - 1.0848ドル
ユーロ円:148.77円 - 149.31円

(山下)
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