欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 16日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では136.10円と20時時点(135.81円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。4月米小売売上高が前月比+0.4%と予想の+0.8%を下回ったものの、3月分が-1.0%から-0.7%へ上方修正された。米長期金利の上昇とともにドルが買われ、一時136.21円まで上値を伸ばした。米10年債利回りは3.53%台後半まで上昇した。

 加ドルは対円で141.52円まで上値を伸ばし、対ドルで1.3413加ドルまで加ドル高が進んだ。4月カナダ消費者物価指数(CPI)が前年比+4.4%と予想の+4.1%を上回ったことを受けた動き。

 ユーロドルは小幅安。22時時点では1.0881ドルと20時時点(1.0895ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。米金利の上昇を背景に、一時1.0868ドル前後まで上値を切り下げる場面があった。
 
 ユーロ円は22時時点では148.09円と20時時点(147.97円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。加ドル円につれ、22時過ぎに148.24円まで日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.69円 - 136.21円
ユーロドル:1.0863ドル - 1.0905ドル
ユーロ円:147.61円 - 148.24円


(山下)
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