欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 19日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では138.56円と20時時点(138.27円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが一時3.69%台まで上昇したことで、138.62円前後まで強含みに推移した。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0805ドルと20時時点(1.0794ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。ドイツ10年国債利回りが2.49%台まで上昇したことや、ラガルドECB総裁の発言「政策金利は依然として持続的に高水準である必要がある」などで、1.0823ドルまで上値を伸ばした。
 ポンドドルも、英10年物国債利回りが4.05%台まで上昇したことで、一時1.2468ドルまで上値を伸ばした。
 
 ユーロ円は22時時点では149.72円と20時時点(149.25円)と比べて47銭程度のユーロ高水準だった。ドル円とユーロドルの上昇を受けて149.80円まで連れ高に推移した。

 クロス円は堅調推移。豪ドル円は92.33円、NZドル円は87.09円、ポンド円は172.51円まで上値を伸ばした。

 加ドル円は、3月カナダ小売売上高が前月比-1.4%と予想通りだったものの、クロス円全般の上昇により、102.85円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.97円 - 138.73円
ユーロドル:1.0760ドル - 1.0823ドル
ユーロ円:148.75円 - 149.80円

(山下)
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