ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、荒い値動き

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は荒い値動き。24時時点では139.72円と22時時点(139.80円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。5月米シカゴ購買部協会景気指数が40.4と昨年11月以来の低水準を記録すると139.56円付近まで下押ししたが、4月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が1010.3万件と予想の937.5万件を大きく上回ったことが伝わると140.38円の本日高値まで一転上昇した。ただ、一時は上昇に転じた米10年債利回りが再び3.65%付近まで低下すると失速。ダウ平均が300ドル超下落し、クロス円が下げた影響も受けて139.57円近辺まで押し戻された。

 ユーロ円は上値が重い。24時時点では148.96円と22時時点(149.32円)と比べて36銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が急伸したタイミングで149.77円近辺まで値を上げたが、買いは続かなかった。米国株安を受けてリスクオフムードが高まるなか、24時前には148.87円付近まで値を下げた。

 ユーロドルは戻りが鈍い。24時時点では1.0661ドルと22時時点(1.0681ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。1.07ドル台を回復する場面があったが、強い米JOLTS求人件数を受けて失速。ユーロポンドなどが下げた影響もあり戻りは鈍く、一時1.0658ドルまで下押しした。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:139.32円 - 140.38円
ユーロドル:1.0658ドル - 1.0736ドル
ユーロ円:148.86円 - 150.12円


(越後)
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