ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、下落

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下落した。4時時点では139.29円と2時時点(139.72円)と比べて43銭程度のドル安水準だった。ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)理事やハーカー米フィラデルフィア連銀総裁からの「6月米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ見送り支持」の発言を受け、短い期間を中心に米金利が低下。為替はドル売りが強まり、3時半過ぎには139.24円まで日通し安値を更新した。

 ユーロドルは持ち直した。4時時点では1.0674ドルと2時時点(1.0638ドル)と比べて0.0036ドル程度のユーロ高水準だった。FRB高官の発言を受けて足もとの米金利が低下した影響で、1.0680ドルまでユーロ買いドル売り戻しが進んだ。
 なお、CMEのフェドウオッチでは、6月FOMCで0.25%利上げを予想する確率が27%付近まで低下した。前日は66%付近だった。

 ユーロ円はもみ合い。4時時点では148.68円と2時時点(148.64円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。ドル円とユーロドルに挟まれて動きづらかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.24円 - 140.38円
ユーロドル:1.0635ドル - 1.0736ドル
ユーロ円:148.59円 - 150.12円

(小針)
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