欧州外国為替市場概況・20時 ユーロ円、一転下落

 12日の欧州外国為替市場でユーロ円は一転下落。20時時点では149.94円と17時時点(150.24円)と比べて30銭程度のユーロ安水準だった。17時過ぎに150.35円まで上昇したものの、前週末高値の150.44円手前で買いが一服。その後は時間外のダウ先物が下げに転じたことなどをながめ、149.70円台までリスク回避の売りに押された。

 他のクロス円も失速。手掛かり材料に乏しい中で株価にらみの動きが続いており、ポンド円は175.77円の高値から174.89円まで反落。スイスフラン円も154.76円の高値から153.69円まで反落した。 

 ドル円はさえない。20時時点では139.19円と17時時点(139.50円)と比べて31銭程度のドル安水準だった。東京時間の午前につけた高値139.64円手前で上値の重さを確認すると、対欧州・オセアニア通貨などでドル売りが進んだ流れに沿って上値を切り下げる展開に。クロス円の失速や米金利の上昇幅縮小なども重しとなり、139.07円まで本日安値を更新した。

 ユーロドルは20時時点では1.0772ドルと17時時点(1.0769ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。18時30分過ぎに1.0790ドルまで上値を伸ばしたが、その後は株価の失速などに伴って買い一服となった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.07円 - 139.64円
ユーロドル:1.0733ドル - 1.0790ドル
ユーロ円:149.67円 - 150.35円

(岩間)
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