欧州外国為替市場概況・20時 ユーロ円、下げ渋り

 9日の欧州外国為替市場でユーロ円は下げ渋り。20時時点では147.99円と、17時時点(147.98円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。時間外取引のダウ先物の下落が一服するなか、リスク回避の円買いも一巡。ユーロ円は148.41円前後へ戻した。ただ、欧州入りにかけ下落が強まる直前に戻した148.45円を上抜けできず頭打ち。独DAXのじり安など欧州株の重さが続くなか反発力は限定的で、再び148円前後に下押した。

 ユーロドルは安値もみ合い。20時時点では1.0979ドルと17時時点(1.0978ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円と同様に下落の勢いこそ緩めたものの戻りは限定的。1.0980ドル前後の安値圏でもみ合った。

 ドル円は戻りが鈍い。20時時点では134.79円と17時時点(134.80円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。クロス円の戻りに連動して一時135.10円付近まで戻した。しかし反発力は限定的。時間外取引の米10年債利回りが3.47%台まで低下するなか、134.80円付近へ押し返された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.72円 - 135.32円
ユーロドル:1.0973ドル - 1.1006ドル
ユーロ円:147.97円 - 148.69円

(関口)
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