欧州外国為替市場概況・22時 ユーロ円、軟調

 16日の欧州外国為替市場でユーロ円は軟調。22時時点では140.09円と20時時点(141.03円)と比べて94銭程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)が14日、一部の欧州銀行がぜい弱な可能性あるとユーロ圏財務相に報告したことが報じられた。これを受け、140円後半から139.89円まで急落した。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0588ドルと20時時点(1.0616ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ安水準だった。ECB理事会の政策金利決定を控えるなか、14日付けのECBによる報告書が報じられ、1.0576ドル前後まで下値を広げた。

 ドル円は地合いが弱い。22時時点では132.31円と20時時点(132.85円)と比べて54銭程度のドル安水準だった。米2月住宅着工件数や住宅建設許可件数、新規失業保険申請件数が強い数字だったことでの反発は限定。米10年債利回りが3.38%台まで低下し、ユーロ円の下落に連れ安となり132.21円まで下値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.21円 - 133.49円
ユーロドル:1.0573ドル - 1.0635ドル
ユーロ円:139.89円 - 141.58円

(山下)
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