欧州外国為替市場概況・20時 ユーロ円、軟調

 16日の欧州外国為替市場でユーロ円は軟調。20時時点では145.68円と、17時時点(145.90円)と比べて22銭程度のユーロ安水準だった。欧米主要中銀による利上げ継続を受けた景気減速への警戒感から、欧州株や米株先物が続落。リスク回避の円買いで、ユーロ円は145.50円まで下落幅を広げた。

 ユーロドルも重い動き。20時時点では1.0623ドルと17時時点(1.0632ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。リスク回避の買いでドルも底堅く、ユーロドルは一時1.0609ドルまでじり安。12月ユーロ圏の各購買担当者景気指数(PMI)速報値は製造業を中心に数値が改善したものの、特段の押し上げ要因にならなかった。

 ドル円は戻りの鈍さが継続。20時時点では137.12円と17時時点(137.21円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。クロス円同様にリスク回避の円買いを強め。一時136.83円まで下値を探った。ただ、市場のリスク回避姿勢を反映し、欧州通貨などに対してドルが強含んだことは、ドル円の下落進行に対する一定の歯止めとなったようで137円台を回復した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.83円 - 137.89円
ユーロドル:1.0609ドル - 1.0663ドル
ユーロ円:145.50円 - 146.60円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。