今日の株式見通し=しっかりか 利上げ見送りを受けた米国株はまちまち
東京市場はしっかりか。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方で、S&P500とナスダックが上昇。ダウ平均は232ドル安の33979ドルで取引を終えた。6月FOMCでは大方の予想通り利上げは見送られた。年内あと2回の利上げが示唆されたことで、結果発表直後には下げ幅を400ドル超に広げる場面があった。ただ、パウエル議長は会見で、次回7月の会合で利上げを行うかは未定と言及。これを受けて下げ幅を縮めて終えた。米10年債利回りは結果発表直後に上昇したものの、利上げは最終局面に入ったとの見方が強まり、小幅な低下で取引を終えている。ドル円は足元140円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて60円安の33490円、ドル建てが25円高の33575円で取引を終えた。
FOMCは議長会見まで含めればタカ派的ともハト派的とも取れる内容。年内の利下げに対する期待は後退したが、次回の利上げはデータ次第。米国の長期金利は落ち着いており、金利に敏感なナスダックは上昇している。ダウ平均がやや大きめの下げとなっているため、この結果を受けてリスクオンとまではなりづらいが、日本株を売り込む材料にはならないと考える。序盤は結果を消化するのに不安定となるかもしれないが、押し目があれば買いが入るだろう。市場の注目は日銀会合の結果や国内政局に移り、下げづらい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは33350円-33850円
(小針)
FOMCは議長会見まで含めればタカ派的ともハト派的とも取れる内容。年内の利下げに対する期待は後退したが、次回の利上げはデータ次第。米国の長期金利は落ち着いており、金利に敏感なナスダックは上昇している。ダウ平均がやや大きめの下げとなっているため、この結果を受けてリスクオンとまではなりづらいが、日本株を売り込む材料にはならないと考える。序盤は結果を消化するのに不安定となるかもしれないが、押し目があれば買いが入るだろう。市場の注目は日銀会合の結果や国内政局に移り、下げづらい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは33350円-33850円
(小針)