16日の主な要人発言(時間は日本時間)

16日09:46 鈴木財務相
「為替の水準は市場において決まる」
「過度な為替の変動は望ましくない」
「日銀には政府と連携し、物価安定への取り組みを期待」

16日11:49 日本銀行声明
「粘り強く金融緩和継続し、賃金上昇伴う形で2%物価目標を持続的・安定的に実現すること目指していく」
「内外経済や金融市場巡る不確実性きわめて高い、経済・物価・金融情勢に応じ機動的に対応」
「景気の先行き、資源高や海外経済の回復鈍化で下押し圧力受けるものの緩やかに回復していく」

16日15:36 植田日銀総裁
「日本の景気は持ち直している」
「金融・為替市場の動向や経済・物価への影響を十分注視」
「消費者物価の前年比、足もとは3%台半ばとなっている」
「賃金上昇に伴う2%物価目標の持続的・安定的実現を目指す」
「消費者物価、今年度半ばにかけてプラス幅を縮小していく」
「経済情勢などに応じ、機動的に対応しつつ粘り強く緩和継続」
「多角的レビュー、テーマは過去25年間の金融政策効果など」
「2%物価安定目標の達成にはなお時間がかかる」
「物価見通し、7月展望レポートに向けて丹念に精査していく」
「インフレ率見通し、下がり方が想定よりやや遅い印象」
「YCC、ある程度のサプライズが発生することはやむを得ない」
「為替水準や変動要因について具体的にコメントしない」
「為替、ファンダメンタルズに沿って安定推移が重要」
「円安が発生するとプラス・マイナスの影響さまざま」
「先行きのインフレ率、かなり幅を持って見直す必要」
「金融政策修正、物価の中心見通しだけで行動するわけではない」
「FRBの大幅利上げによる経済へのマイナス影響、全て出尽くしたわけではない」
「YCCの副作用、足もとはやや落ち着いている」
「YCC修正、継続の効果と副作用を比較して判断」
「物価上振れが国民負担になっていることを強く認識」
「政策対応、インフレ率が下がってしまった時の方が難しい」
「あくまで政策目標は物価であり、賃金ではない」
「物価見通しが大きく変われば政策変更につながる可能性」
「持続的・安定的な2%にはまだ達していない」

16日15:38 ナーゲル独連銀総裁
「断固とした金融政策が重要 」
「コアインフレは頑強に高いことが証明されている」
「インフレが完全にクリアされるまで長い道のりがある」
「夏休み以後も利上げを続ける必要があるだろう」

16日16:11 バスレ・スロベニア中銀総裁
「7月も再利上げを予想」
「9月以後はデータ次第」

16日21:02 ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事
「一部銀行の経営不振を心配して金融政策の運営姿勢を変更してはいけない」
「現時点ではインフレ退治のために利上げを行っている」

16日21:07 ビルロワドガロー仏中銀総裁
「欧州中央銀行(ECB)が2年以内でインフレの目標に達することが出来るとの自信がある」
「政策はうまくいっている、インフレはピークに達した」
「価格圧力は弱まりつつある」

16日21:11 ウンシュ・ベルギー中銀総裁
「コアインフレ率が5%前後に維持されている場合は、9月あるいはそれより先も利上げが必要となる可能性がある」
「コアインフレの減速の始まりはまだ見えていない」

16日22:20 ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事
「コアインフレ率が改善しないことは憂慮すべき」
「コアインフレ率は想定ほど低下していない」

16日22:23 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「需要が鈍化しないなら、追加利上げに抵抗はない」
「1970年代の経験はFRBがインフレとの戦いをすぐに撤退すべきではないことを示唆」

16日23:42 プーチン露大統領
「ロシアは最初の核兵器をベラルーシに移送した」
「我が国の領土に危険が生じた場合、理論上は核兵器の使用は可能だが、その必要はない」

17日02:16 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「ECBは7月に利上げを継続する公算が非常に大きい」
「7月以降はデータ次第のアプローチに従う」

※時間は日本時間


(中村)
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