今日の株式見通し-しっかりか 米国株は下落も円安進行は支えに
東京市場はしっかりか。米国株は下落。ダウ平均は102ドル安の33951ドルで取引を終えた。パウエルFRB議長が下院議会証言で追加の利上げが必要との見方を示したことで、金融引き締めの長期化が意識された。テスラやインテルなどグロース株が強めに売られており、ナスダックが1.2%安と3指数の中で下げが大きかった。ドル円は足元141円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて5円安の33565円、ドル建てが60円高の33630円で取引を終えた。
米国株は議会証言を受けて下に反応したが、6月のFOMCでも年内あと2回の利上げが示唆されており、発言自体に目新しさはなかった。ナスダックは弱かったが米国の10年債利回りは横ばいで、債券市場は落ち着いていた。ドル円が円安に振れており、日本株は米国株安に対するネガティブな反応が限られると予想する。半導体株などは米グロース株の弱さを受けて売りに押されることになるだろう。一方、NY原油が上昇しており、エネルギー株には好影響が見込まれる。グロース株の弱さをバリュー株がカバーすることで、指数は節目の33500円を意識しながら底堅く推移すると予想する。日経平均の予想レンジは33400円-33750円
米国株は議会証言を受けて下に反応したが、6月のFOMCでも年内あと2回の利上げが示唆されており、発言自体に目新しさはなかった。ナスダックは弱かったが米国の10年債利回りは横ばいで、債券市場は落ち着いていた。ドル円が円安に振れており、日本株は米国株安に対するネガティブな反応が限られると予想する。半導体株などは米グロース株の弱さを受けて売りに押されることになるだろう。一方、NY原油が上昇しており、エネルギー株には好影響が見込まれる。グロース株の弱さをバリュー株がカバーすることで、指数は節目の33500円を意識しながら底堅く推移すると予想する。日経平均の予想レンジは33400円-33750円