ニューヨーク外国為替市場概況・4日 ドル円、反落

 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は144.47円と前営業日NY終値(144.68円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。原油先物相場の上昇を背景に対資源国通貨中心にドル安が進むと、円に対してもドル売りが先行。23時30分過ぎに一時144.21円と日通し安値を付けた。
 ただ、独立記念日の祝日で米国市場が休場となる中、一本調子で下落する展開にはならなかった。前日の安値143.99円がサポートとして意識されると144.54円付近まで下げ渋った。

 ユーロドルは3営業日ぶりに反落。終値は1.0879ドルと前営業日NY終値(1.0912ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ安水準だった。米国市場が休場となる中、新規材料難から大きな方向感は出なかったが、取引終了間際に一時本日安値となる1.0877ドルまで下押しする場面があった。
 なお、市場では「米国市場が休場だったうえ、週末には6月米雇用統計が控えていることもあって、様子見ムードが広がっている」との声が聞かれた。

 ユーロ円も3日ぶりに反落。終値は157.17円と前営業日NY終値(157.89円)と比べて72銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落につれた売りが先行したあとはユーロドルの失速に伴う売りが出て、取引終了間際に一時157.14円と日通し安値を付けた。

本日の参考レンジ
ドル円:144.21円 - 144.71円
ユーロドル:1.0877ドル - 1.0916ドル
ユーロ円:157.14円 - 157.91円

(中村)
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