ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では138.43円と22時時点(139.26円)と比べて83銭程度のドル安水準となった。6月米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことが伝わると、米金利の低下とともに全般ドル売りが先行。24時前に一時138.38円と5月24日以来の安値を付けた。
 なお、米10年債利回りは一時3.87%台まで低下した。

 ユーロドルはしっかり。24時時点では1.1120ドルと22時時点(1.1058ドル)と比べて0.0062ドル程度のユーロ高水準だった。米インフレ指標の下振れをきっかけに全般ドル売りが活発化すると、一時1.1123ドルと昨年3月以来の高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.61と昨年4月以来の安値を記録した。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では153.94円と22時時点(154.00円)と比べて6銭程度のユーロ安水準。21時30分過ぎに一時153.49円と6月16日以来の安値を付けたものの、22時過ぎには154.28円付近まで下げ渋った。ただ、そのあとは再び153円台後半まで押し戻された。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.38円 - 140.39円
ユーロドル:1.1004ドル - 1.1123ドル
ユーロ円:153.49円 - 154.60円


(中村)
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