今日の株式見通し-しっかりか CPIを受けて米長期金利は大幅に低下
東京市場はしっかりか。米国株は上昇。ダウ平均は86ドル高の34347ドルで取引を終えた。注目の6月消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%上昇と伸び鈍化が確認でき、長期金利が大きく低下。インフレ長期化に対する過度な警戒が後退し、株高の展開となった。ただ、一時300ドル超上昇したところからは上げ幅を縮めている。米金利低下で為替市場ではドル安・円高が進み、ドル円は足元138円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて95円高の32035円、ドル建てが145円高の32085円で取引を終えた。
円高進行は日本株の上値を抑える要因となる。ただ、CPIを受けて米国の長期金利が低下したことで、米国株のクラッシュ懸念は大きく後退した。この点はグローバル市場にとって安心材料となる。ナスダックとS&P500は年初来高値を更新した。米国株が強ければドル高につながることから、いずれ円高は一服するとの期待が高まる。きょうに関しては円高が一段と進んだことから、まだ日本株への買いは恐る恐るとなるだろう。ただ、下値は固まってくる可能性が高く、節目の32000円を意識しながら落ち着いた動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは31800円-32200円
円高進行は日本株の上値を抑える要因となる。ただ、CPIを受けて米国の長期金利が低下したことで、米国株のクラッシュ懸念は大きく後退した。この点はグローバル市場にとって安心材料となる。ナスダックとS&P500は年初来高値を更新した。米国株が強ければドル高につながることから、いずれ円高は一服するとの期待が高まる。きょうに関しては円高が一段と進んだことから、まだ日本株への買いは恐る恐るとなるだろう。ただ、下値は固まってくる可能性が高く、節目の32000円を意識しながら落ち着いた動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは31800円-32200円