今日の株式見通し-堅調か CPIに続いてPPIも米長期金利の低下要因に

 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は47ドル高の34395ドルで取引を終えた。前日の6月消費者物価指数(CPI)に続いて6月生産者物価指数(PPI)も予想を下回る伸びとなり、インフレ長期化への警戒が一段と後退。長期金利が低下し、ハイテク株を中心に買いが入った。ドル円は138円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて190円高の32730円、ドル建てが235円高の32775円で取引を終えた。

 米国株高を好感した買いが入ると予想する。米債券市場では10年債や2年債の利回り低下が顕著となっており、ナスダックが1.6%高と強い動きを見せた。米国同様にハイテク株が上昇の先導役となるだろう。きのう引け後に上方修正と増配を発表したファーストリテイリング<9983.T>がADRで大きく上昇しており、指数への貢献が期待できる。東京市場は三連休前となるが、きのう大幅高となった後に一段高となれば、売り方の買い戻しが入りやすい。円高が日本株には懸念材料となるが、為替の影響が小さい銘柄が買われることで、終日強い基調が続くと予想する。日経平均の予想レンジは32600円-33000円
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