ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、しっかり

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円はしっかり。24時時点では140.30円と22時時点(139.84円)と比べて46銭程度のドル高水準となった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったが分かると、米10年債利回りが3.85%台まで上昇。全般ドル買いが優勢となり、前日の高値139.99円を上抜けて一時140.35円まで上値を伸ばした。
 なお、23時発表の6月米景気先行指標総合指数や6月米中古住宅販売件数は予想を下回ったものの、相場の反応は限定的だった。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.1147ドルと22時時点(1.1182ドル)と比べて0.0035ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うドル買いが広がると、一時1.1141ドルと日通し安値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.83まで上昇した。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では156.40円と22時時点(156.37円)と比べて3銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.11円 - 140.35円
ユーロドル:1.1141ドル - 1.1229ドル
ユーロ円:156.14円 - 156.62円


(中村)
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