NY株見通し-金融政策の見通しを巡りパウエルFRB議長会見に注目

 今晩はFOMCの結果とパウエルFRB議長会見に注目。昨日はダウ平均が26.83ドル高(+0.08%)と小幅に12日続伸し、2017年2月以来の長期連騰を記録した、S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.28%高、0.61%高で終了し、主要3指数がそろって上昇した。。引け後にマイクロソフト、アルファベットの決算発表や翌日に米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控える中、3Mやゼネラル・エレクトリックなど企業の第2四半期決算がおおむね良好な結果となったことが引き続き支援となった。引け後の動きでは予想を上回る決算やクラウド事業の伸びが好感されたアルファベットが時間外で約6%上昇した一方、マイクロソフトは利益が予想を上回ったもののクラウド事業の減速が嫌気され時間外で3%超下落した。

 今晩の取引では取引時間午後(日本時間27日午前3時)に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)とその後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見に注目が集まる。FOMCでは0.25%の利上げが確実視されているが、今回で利上げが打ち止めになるか否かなど、その後の金融政策の見通しが焦点となっており、パウエルFRB議長会見での発言が注目される。12連騰を記録したダウ平均は今晩も上昇となれば、1987年1月以来の13連騰となる。

 今晩の米経済指標・イベントはFOMC結果公表、パウエルFRB議長記者会見のほか、MBA住宅ローン申請指数、6月新築住宅販売件数など。企業決算は寄り前にボーイング、コカ・コーラ、ユニオン・パシフィック、AT&T、引け後にメタ・プラットフォームズ、メキシカン・グリル、イーベイ、ラム・リサーチなどが発表予定。(執筆:7月26日、14:00)
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