NY株見通しーECBフォーラムでのパウエルFRB議長発言に注目

 今晩のNY市場はパウエルFRB議長発言に注目。昨日は経済指標が軒並み市場予想を上回る強い結果となったことで景気後退(リセッション)懸念が後退。ダウ平均が7日ぶりに反発し、S&P500とナスダック総合も3日ぶりに反発した。S&P500の11セクターは小幅に下落したヘルスケアを除く10セクターが上昇と、ほぼ全面高となった。

 今晩の取引では金融政策の見通しを巡り、米国東部時間午前9時半から始まるECBフォーラムでのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言に注目が集まる。パウエルFRB議長は先週の議会証言で年内あと2回(0.50%)の利上げの可能性を示唆したものの、金融市場では0.25%の利上げにとどまるとの見方が優勢で、改めてパウエルFRB議長の姿勢に注目が集まる。

 今晩の米経済指標・イベントはECBフォーラムでのパウエルFRB議長発言のほか、MBA住宅ローン申請指数、5月卸売在庫速報値、EIA週間原油在庫など。企業決算は寄り前にゼネラル・ミルズ、ユニバーサル・ヘルス、引け後にマイクロン・テクノロジーなどが発表予定。(執筆:6月28日、14:00)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。