ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では142.07円と22時時点(142.26円)と比べて19銭程度のドル安水準となった。欧州時間からの流れを引き継ぐ格好で円売り・ドル買い先行すると一時142.68円と日通し高値を付けたものの、米10年債利回りが低下に転じると上値が重くなった。7月米シカゴ購買部協会景気指数が42.8と予想の43.4を下回ったことも相場の重しとなり、142.01円付近まで上げ幅を縮めた。

 ユーロドルはもみ合い。24時時点では1.1025ドルと22時時点(1.1028ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。米経済指標の下振れを受けて一時1.1046ドルと日通し高値を付けたものの、月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだユーロ売りのフローが観測されると伸び悩んだ。

 ユーロ円は上げ幅を縮小。24時時点では156.63円と22時時点(156.89円)と比べて26銭程度のユーロ安水準。欧米株価の上昇を背景に円売り・ユーロ買いがじわりと強まると、一時157.28円と日通し高値を付けた。ただ、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売りのフローが観測されると上値が重くなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.70円 - 142.68円
ユーロドル:1.1005ドル - 1.1046ドル
ユーロ円:155.11円 - 157.28円


(中村)
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