東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、売り優位

 3日午後の東京外国為替市場でユーロ円は売り優位。17時時点では156.02円と15時時点(156.99円)と比べて97銭程度のユーロ安水準だった。欧州株が大きく下落してスタートしたほか、日米株価指数先物も連動する形で下げるとリスク回避の売りが活発化。ユーロ円は昨日安値の156.26円を下抜けて一時155.99円まで下げ足を速めた。また、ポンド円は181.27円、豪ドル円は93.26円、カナダドル円は106.86円まで下落するなど、クロス円は全面安の展開となった。

 ドル円は一転下落。17時時点では142.90円と15時時点(143.52円)と比べて62銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが4.16%台まで上昇幅を広げると一時143.73円付近まで強含んだが、日欧米株安を受けて円高が加速すると急失速。一時142.86円まで売り込まれた。

 ユーロドルは弱含み。17時時点では1.0918ドルと15時時点(1.0938ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇が重しとなり、一時1.0914ドルと昨日安値の1.0918ドルを下抜けた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:142.86円 - 143.89円
ユーロドル:1.0914ドル - 1.0949ドル
ユーロ円:155.99円 - 157.23円


(越後)
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