欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、底堅い

 9日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。20時時点では143.37円と17時時点(143.25円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。米長期金利が上昇に転じたこともあり、アジア時間の早朝につけた高値143.41円に面合わせした。ただ、同水準や昨日高値の143.49円が意識されるとその後は買いも一服した。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.0976ドルと17時時点(1.0984ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。欧州株式相場が堅調に推移しており、リスクオンの買いが入った。一時1.0989ドルまで本日高値を更新する場面も見られたが、明日に7月米消費者物価指数の発表を控えるなか、積極的に上値を試す展開とはならなかった。

 ユーロ円は20時時点では157.38円と17時時点(157.36円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。欧州株高などを背景に買いが進み、一時157.52円まで上昇した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.00円 - 143.41円
ユーロドル:1.0952ドル - 1.0989ドル
ユーロ円:156.92円 - 157.52円

(岩間)
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