欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、売り優勢

 4日の欧州外国為替市場でドル円は売り優勢。22時時点では142.25円と20時時点(142.77円)と比べて52銭程度のドル安水準だった。注目の7月米雇用統計は平均時給や失業率が予想より強かった一方、非農業部門雇用者数は予想を下回った。発表直後は売買が交錯したが、一時は4.20%台まで上昇していた米10年債利回りが4.14%台まで一転低下すると次第に売りが優勢に。22時過ぎには昨日安値の142.07円を下抜けて141.96円まで下げ足を速めた。

 ユーロドルは堅調。22時時点では1.0988ドルと20時時点(1.0944ドル)と比べて0.0044ドル程度のユーロ高水準だった。米雇用統計後に米金利が低下するとユーロ買い・ドル売りが進行。一時1.1015ドルまで日通し高値を更新した。

 ユーロ円は22時時点では156.31円と20時時点(156.25円)と比べて6銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が下落した一方で、ユーロドルが上昇したため方向感が出ず156円台前半から半ばで推移した。
 なお、カナダドル円は弱含み。7月カナダ雇用統計で新規雇用者数が予想より弱かったことが重しとなり、一時106.29円まで値を下げた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:141.96円 - 142.88円
ユーロドル:1.0935ドル - 1.1015ドル
ユーロ円:155.90円 - 156.47円

(越後)
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