欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、買い一服

 31日の欧州外国為替市場でドル円は買い一服。20時時点では142.24円と17時時点(142.17円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。日銀の金融緩和継続への期待感が改めて高まるなか、市場では「海外勢から断続的に買いが観測された」との指摘があり、一時142.50円まで上げ幅を広げた。もっとも、本日安値からすでに1.8円上昇していることもあり、一巡後はやや伸び悩んだ。

 ユーロ円も買い一服。20時時点では156.97円と17時時点(156.66円)と比べて31銭程度のユーロ高水準だった。欧州市場に入っても円全面安の展開が続き、一時157.24円まで上げ幅を拡大。急ピッチで買いが進んだ反動から一巡するとやや利食い売りに押されている。

 ユーロドルは下値が堅い。20時時点では1.1036ドルと17時時点(1.1019ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。4-6月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値が予想を上回ったことなども支えに1.1040ドルまで小幅ながら値を上げた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:140.70円 - 142.50円
ユーロドル:1.1005ドル - 1.1040ドル
ユーロ円:155.11円 - 157.24円

(越後)
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