欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、上昇一服

 21日の欧州外国為替市場でドル円は上昇が一服。22時時点では141.37円と20時時点(141.78円)と比べて41銭程度のドル安水準だった。日銀YCC関連の報道に絡んだ円売りは一先ず一巡し、ニューヨーク勢が参入しつつあるなか持ち高調整に押された。米長期金利が低下したことも重しとなり、一時141.22円近辺までドル売り円買い戻しが進んだ。

 ユーロ円は伸び悩み。22時時点では157.32円と20時時点(157.74円)と比べて42銭程度のユーロ安水準だった。ドル円につれた面もあるが、158円超えで達成感も出たような動き。弱い独株や低下基調の独長期金利も眺めながら、157.20円割れまで本日の上げ幅を縮小した。

 ユーロドルは下げ渋り。22時時点では1.1127ドルと20時時点(1.1125ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。1.1117ドルまで下値を広げたものの、ドル円のドル売り戻しにつれて1.1130ドル台まで下値を切り上げた。

 なお、カナダドル(CAD)は対ドルで1.3212CADまでカナダドル安が進み、対円でも本日高値107.80円から106.90円台まで下押しした。市場予想を下回った5月カナダ小売売上高が重しとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.75円 - 141.96円
ユーロドル:1.1117ドル - 1.1145ドル
ユーロ円:155.59円 - 158.05円


(小針)
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