欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、上値が重い

 26日の欧州外国為替市場でドル円は上値が重い。22時時点では140.24円と20時時点(140.39円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。欧州通貨に対してのドル売りが弱まったことで、140.45円付近まで買い戻しが入る場面もあった。しかし、株安を嫌気したクロス円の売りや、米10年債利回りが3.85%台まで低下したことも重しになり、22時前には140.16円まで弱含み、上値が重い動きが続いている。

 ユーロドルは伸び悩み。22時時点では1.1068ドルと20時時点(1.1082ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。昨日高値の1.1087ドルを超えることができず、ユーロドルは伸び悩んでいる。クロス円の売りもユーロドルの重しになっている。

 ユーロ円は弱含み。22時時点では155.23円と20時時点(155.58円)と比べて35銭程度のユーロ安水準だった。株安を背景にユーロ円が一時155.15円まで弱含んだほか、リスク回避の動きに敏感な豪ドル円が94.43円、NZドル円は87.01円まで下値を広げた。また、原油価格が下落していることで産油国通貨のカナダドル円は105.90円まで、プラチナ価格の生産量が世界一の南アの通貨ランドも、プラチナ価格の下落を嫌気し対円で7.91円まで一時売られるなど、コモディティ通貨安が目立っている。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.16円 - 141.19円
ユーロドル:1.1038ドル - 1.1086ドル
ユーロ円:155.15円 - 155.99円


(松井)
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